ロバート キャンベルの美味ごころ「鮨 なんば」 23年4月号


日本文学研究者で食通として知られるロバート キャンベルさんが、心に残るとっておきのレストランを紹介する本連載。第10回目では、美味をどこまでも追究する鮨の名店、東京・日比谷の「鮨 なんば」を紹介する。親方の難波英史さんと言えば、握りの温度管理を徹底する事で知られ、その日の品書きには握りごとに最適なシャリとネタの温度が綴ってある。“1℃”にこだわる親方の心意気が、国内外のゲストの心を掴んでいる。


続きをご覧になるには、有料会員登録が必要です。
会員登録がお済みの方は、こちらよりログインしてください。


難波英史(なんば・ひでふみ)

1974年生まれ、東京都出身。20歳より鮨職人を志し、都内の鮨店で修業。2007年、32歳で東京・荻窪に「鮨 なんば」を開店。2011年に阿佐ヶ谷へ移転。予約困難店として人気を博すも、さらなる高みを目指して2018年、東京ミッドタウン日比谷に「鮨 なんば 日比谷」をオープン。国内外からゲストが訪れる名店となった今でも、あくなき探求心で鮨を追究し続けている。

鮨 なんば
東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 3階
昼 12:00~15:00(14:30LO)
ディナー 17:00~23:00(22:30LO)
日月休み
※予約サイト「OMAKASE」で要予約

ロバート キャンベル

日本文学研究者、早稲田大学特命教授。専門は近世・近代日本文学。ニューヨーク市に生まれ、1985年に九州大学文学部研究生として来日した。同学部専任講師や国文学研究資料館助教授を経て、2000年に東京大学大学院総合文化研究科助教授、2007年から同研究科教授。17年、国文学研究資料館館長を経て現職。テレビでのMCやニュースコメンテーター、新聞や雑誌への寄稿、書評、ラジオ番組の企画出演など、活動は多岐に渡る。

text: Robert Campbell photo: Hiroyuki Takeda

関連記事


SNSでフォローする