富山県南砺市と石川県金沢市にまたがる標高939mの山「医王山(いおうぜん)」。この山のふもとに広がる南砺市福光地区では、古くから農家の冬仕事として干柿づくりが行われてきました。富山干柿に使われるのは、福光地域原産の三社柿(さんじゃがき)と呼ばれる渋柿です。大きなもので直径10cm、重さ350gにもなり、果肉が絞まっているのが特長です。
近年は、「大きすぎる」「高すぎる」「甘すぎる」と干柿ばなれが進む中、石川県金沢市の1日3組限定のオーベルジュ『薪の音(まきのおと) 金澤』。里山流創作フレンチが魅力ですがそのシェフ鵜野宏嘉さんが富山県特産品『三社柿種』の干柿を使い、プレミアムなジャムを作りました。
三社柿種を丁寧に干し、「手揉み」といわれる伝統技法を加えることで肉厚でしっとりした味わいの干し柿になります。あんぽ柿そのままの風味と甘みを引き出したジャムは、薪の音金澤での朝食(コンチネンタルブレックファースト)でもヨーグルトとともに提供している逸品です。また、シェフのオススメの召し上がり方は、カキ・ラテ。ホットミルクとご一緒によくかき混ぜてお召し上がりいただきますと、ミルクにほっこりとするコクと甘みが加わってとっても癒されます。
ジャムとしてパンに付けてお召し上がり下さい。バターやマーガリンとの相性も楽しめます。変わった召し上がり方で、あんぽ柿のジャム、ホットミルク、ゴマペーストをハンドブレンダーで攪拌するとカフェラテねようにキメの細かい泡立つホットドリンクになります。寒い冬は体の中から温まります。
「味わい、舌触り、デザインともに良い。」
‐ポルトガル料理 クリスチアノ
オーナー
佐藤幸二さん
「柿好きにはたまらないジャムです。」
-株式会社 明治屋
高級小売店バイヤー
山田 規弘さん
「あんぽ柿の特徴、素材がしっかりと生きているジャム。」
-株式会社 三越伊勢丹
百貨店バイヤー
五藤 久義さん