1000本を超える動画配信数を誇るYouTube「料理王国公式チャンネル」。トップシェフの技術はもちろん、その背景にある調理理論や料理人の思いなどさまざまなテーマで日々、製作を続けています。誌面だけでは伝えきれない現場の思いにあふれた動画をぜひ、ご覧ください。
数多い動画のうち圧倒的な人気を誇るのが、村田吉弘さんが日本料理の技術を伝える「後世に残したい日本のお料理」。料理人はもちろん、日本の文化そのものである家庭料理の継承を願う村田さんの思いが詰まった動画だ。「フランス料理基礎技術検証講座」は京都フランス料理研究会と共同で製作するプロ向けの技術解説動画。
【後世に残したい日本のお料理】
【フランス料理基礎技術検証講座】
「スペシャリテ解体新書」は作家・料理家の樋口直哉さんがトップシェフのスペシャリテをロジカルに解説するシリーズ。同じ食材を使い、ふたりの料理人がその持ち味を生かす一品を作る「食材一期一会」は、プロの”料理の組み立て方”がわかる人気番組だ。
【スペシャリテ解体新書】
【食材一期一会】
2025年大晦日から配信がスタートした「きっかけのひと皿」は、シェフ達が料理人を志すきっかけとなった料理を紹介する動画。誌面連動企画「社会を変える料理人」では、シェフが取り組む食育など、厨房外の活動を取材。料理人だからこそできる社会貢献を考える。
【きっかけの一皿】
【社会を変える料理人】
2020年5月からスタートしたYouTubeの「料理王国公式チャンネル」。京都「菊乃井」の村田吉弘さんをはじめ、ミシュラン星付き店の料理人がレシピを公開し、その味づくりのポイントを説明する動画が好評を博し、以降さまざまなテーマで動画製作を続けている。
「厨房にお邪魔してレシピ動画を作るうち、料理人の方が抱えている課題──働き方改革による技術継承の問題や人材不足など──に気づき、映像資料として技術を伝えることや料理人の社会的地位向上へと、コンセプトが広がってきました」
そう話すのは、動画製作チームの久保力也さん。東京・大阪それぞれのチームスタッフがひとりで現場へ入って映像化する。手早いプロの作業には言語化されていない知識が詰まっている。それを理解して撮影する必要がある点が難しいという。だが「固定した出演者がいないからこそ、情報の幅が広い」と久保さん。上に挙げた動画以外にも、営業中の厨房を撮影した「営業風景シリーズ」など人気コンテンツは多彩だ。
現在、チャンネル登録されている28万人の視聴者は8割が男性で、うち4割がプロの料理人。毎週木曜日・日曜日に配信される動画のほか、料理王国有料会員向けのスペシャルコンテンツも毎月2本配信している。
