ミュージシャンから料理家まで、カレー好きのみなさんにあふれ出るカレー愛とともに、古今東西おすすめのカレーを教えていただきました!
Q1.人生最後のカレーは?
Q2.定番の外カレーは?
Q3.家カレーのお手本は?
※現在の各店の営業状況は電話・SNSなどで要事前確認 ※アンケートの回答は五十音順
A2 DAN CURRYの「チキンカレー」(1200円)
薬の一種として日本に紹介され育まれた日本茶と、カレーに使用するスパイスとは性格は違うが似ている部分が多くあるのではないか。そんなカレーと緑茶の相性の良さを気付かせてくれたのが、DANCURRYのオーナー・石川 暖さんのカレーでした。暖カレーは、スパイスの豊潤な味わいはもちろん、後に広がる玉ねぎの甘さは病みつきになります。時間を注いで作られたカレーは複雑なのに、全く説明臭くない、素晴らしい一皿です。現在GEN GEN AN では、月一度のお茶とカレーのペアリングメニューを、「DAN CURRY(暖カレー)」とともに行っています。
DAN CURRY ( ダン カレー) / ☎ なし * 予約はInstagramから(@dan_ishikawa) 住所:東京都目黒区東山1-11-15
Profile/東京生まれ横浜育ち。2010年「モノコトづくり屋」丸若屋を設立。Next Standard Teaを掲げた、茶葉ブランド「EN TEA」と茶葉喫茶「GEN GEN AN」を’17年始動
さっと食べてさっと帰るカウンターだけのカレースタンドが好きです。出張で行ったときは必ず立ち寄るお店に絞りました。
A2 ガラムの「ガラムカレー」(900円)
行列するのでなるべく開店前に行きます。注文してから作るので調理をじっくり見てしまうんですが、計量・味見してる様子がない。天才!どれも美味しいんですが、ガラムカレーは辛さの先にあとを引く美味しさがあります。店内でひとつ食べて、別のカレーを持ち帰りにしてもらうことも多いです。
GARAM(ガラム)/☎なし 住所:福岡県福岡市中央区高砂1-7-4
A2 タンドゥールの「インドカレー 中辛」(800円)
どこか懐かしいけど、スパイスはしっかり感じるカレー。名古屋駅から歩いてすぐなので新幹線に乗る前の時間に便利。メニューが1 つだけなのも潔くて好きです。お店のオバちゃんとの空気感なのか、常連もいるけど誰でも入りやすい雰囲気がいいです。
タンドゥール/☎052-586-2855 住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-9-10 ミヤコ地下街
A2 The Kariの「チキン」(820円)
サラサラっとしたカレーでスパイス加減が絶妙。昼時しかやってないのでハードル高めながらまた食べたくなる味。昨日のお酒が残ってる時に食べたいカレー。
The Kari(ザ カリ)/☎03-3437-2526 住所:東京都港区新橋5-31-7 中村ビル 1F
Profile/料理、インテリア、旅などのジャンルで雑誌を中心に活躍。7年前からInstagramに#friday_curryのハッシュタグでアップする。ドライカレーでイベント出店も
A1 spicy curry 魯珈の「ろかプレート」
えりさんがつくるカレーは愛が溢れている。うまみとうまみをかけあわせたろかプレートは何度食べても、私を幸せにしてくれるぞっこんカレー。えりさんはカレーに愛された女神です。あいがけはラムが好きです。
SPICY CURRY 魯珈(スパイシーカレー ろか)/☎03-3367-7111 住所:東京都新宿区百人町1-24-7 シュミネビル 1F www.instagram.com/spicycurryroka
A2 バンダラランカの「カレービュッフェ」(1980円~)
大好きなスリランカカレーを心ゆくまで堪能できる場所。ここまで本格的なスリランカ料理を都内で楽しめるのは有難い。店内も素敵なので私の癒しスポットでもあります。
BANDARA LANKA(バンダラ ランカ)/☎03-6883-9607 住所:東京都新宿区大京町12-9 アートコンプレックスセンター 1F www.bandaralanka.jp
A2 ネグラ 妄想インドカレーの「日替わり」(1200円)
メニューは日替わりカレー一択。その日のキッチンのインスピレーションがふんだんに詰まった魅惑の一皿は、訪れるたびに私のカレー概念が更新されます。発見と好奇心があるカレー。
ネグラ 妄想インドカレー/☎なし 住所:東京都杉並区高円寺南3-48-3 www.instagram.com/negura.curry
A2 カレーショップ初恋の「チキンカレー・ラムキーマのあいがけ」(1200円)
2019 年秋に渋谷にオープンした、南インドとスリランカカレーをベースにしたスパイスカレー。出汁をふんだんに使ったチキンカレーや、ざくざくのスパイスの食感、風味が愉快なラムキーマはやみつきになります。渋谷という立地も嬉しい。
カレーショップ初恋/ ☎ 03-6416-9503 住所: 東京都渋谷区道玄坂1-17-11 ミナミビル B1F http://spicebargroup.jp/
Profile/1992年、千葉県生まれ。雑誌を中心に活躍しアパレルのディレクションなども手掛ける。Hanako.tokyoにて「カレーときどき村田倫子」を連載はもうすぐ4年
A2 自由軒 難波本店の『名物カレー』(750円)
『夫婦善哉 (めおとぜんざい) 』などで知られる作家・織田作之助が通ったお店。もちろん織田作之助が好きで食べに行ったのがきっかけですが、なんだろう、店も好きだし、たぶん、自分では作らないカレーだからかな、大阪に行くと寄りたくなります。
自由軒 難波本店/☎06-6631-5564 住所:大阪府大阪市中央区難波3-1-34 www.jiyuken.co.jp
A2 ダバ インディアの「チェティナードチキンカレー」(1530円)
やっぱりチェティナードチキンとドーサかなあ。チェティナードチキンは夜のメニューですが、土日ならランチでも食べられます。チキンの黄色いカレーも好きです。
ダバ インディア/☎03-3272-7160 住所: 東京都中央区八重洲2丁目7-9 相模ビル 1F www.dhabaindia.com
A3 『今日も明日も ごきげんカレー』(小学館)
わたしのレシピ本『今日も明日も ごきげんカレー』でも大切にしていることがあります。カレーって、素材を生かした蒸し料理だったり、炒め料理なんだという感覚です。このことを教えてもらったのが、12 年ほど前にNY の「Tamarind Tribeca」というレストランで食べた南インドのカレーでした。なんでもないひよこ豆とオクラのカレー(シャバシャバ)だったのですが、スパイスもさることながら何しろものすごくシンプルで「豆が美味い!」とすごい衝撃を受けました。一方、いわゆる欧風カレーも作ります。こちらは、時間をかけてじっくり煮込む、煮込み料理と考えていて、最後にカレー味に展開します。以前通っていた、アラン・デュカスさんの料理教育機関であるADF(アラン・デュカス・フォルマシヨン)で習った、鶏の煮込みをベースにアレンジしたカレーが自分の十八番かな。(レシピは似て非なるオリジナル)
Profile/小学生の時食べたTOPSカレーの、5段薬味に魅せられ、以来密かにカレーを探求。著書に『今日も明日も ごきげんカレー』(小学館)など。代官山で料理教室主宰
text 鈴木絵美里、中森葉月
記事は雑誌料理王国2020年6・7月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2020年6・7月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。