フルーツ×酒 カクテルコースで旬を味わう「ゲン ヤマモト」


ホオズキ × スパークリングの日本酒

ホオズキと宮城の日本酒「愛宕の松」のスパークリングを合わせて。お互いの持つ酸と香りが複雑にからみ合う。アフターのとろりとした甘さは、コースのスタートにピッタリだ。

ホオズキ × スパークリングの日本酒のカクテルと花
ホオズキ × スパークリングの日本酒

リンゴ×煎茶×麦焼酎

リンゴはグラニースミス。粗くおろして果汁を取り、煎茶、麦焼酎と合わせる。リンゴの酸が麦焼酎の甘さを引き立て、煎茶の爽やかな風味が調和する。添えた茶葉が香りのアクセントに。

リンゴ×煎茶×麦焼酎のカクテルと花
リンゴ×煎茶×麦焼酎

柿×柑橘×麦焼酎

完熟した柿と「直七」という香酸柑橘を使った1杯。直七特有の丸みのある酸と甘さが心地よい。合わせたのは樽熟成の麦焼酎「百年の孤独」。余韻の長い豊かな麦の香りが広がる。

柿×柑橘×麦焼酎のカクテルと花
柿×柑橘×麦焼酎

柑橘×ショウガ×ジン

華やかな香りの香酸柑橘「ハナユ」と、砂糖で炊いたショウガ、カルバドスの生産者が造る、リンゴの香りが際立つジンを合わせた1杯。スパイシーなニ ュアンスが寒い時期に嬉しい。

柑橘×ショウガ×ジンのカクテルと花
柑橘×ショウガ×ジン

サツマイモ×牛乳×栗焼酎

「紅はるか」の焼きイモと、牛乳、熟成した栗焼酎を合わせ、デザートのような1杯に仕上げた。素材ならではのとろみや甘味、焼きイモの香ばしさ、最後に加える抹茶の風味が見事に調和。

サツマイモ×牛乳×栗焼酎のカクテルと花
サツマイモ×牛乳×栗焼酎

梅×柑橘×ウィスキー

自家製梅ジュース、「直七」の果肉、ジ ャパニーズ・モルトの「山崎」を合わせた、温かいカクテル。ウィスキーの芳醇な香りと、あとから来る梅と柑橘由来の爽やかな甘さは温度の成す妙だ。

梅×柑橘×ウィスキーのカクテルと花
梅×柑橘×ウィスキー

店主 山本 幻さん
三重県出身。
ホテル勤務を経てバーンダーの道へ。青山、恵比寿のバーで修業を積んだのちに渡米。ニュージャージーやニューヨークのレストランなどで8 年ほど働き帰国、2013 年「ゲン ヤマモト」をオープン。

ゲン ヤマモト
東京都港区麻布十番1-6-4
アニバーサリービル1F
03-6434-0652
● 15:00~23:00(22:00LO)
● 月、年末年始休
● コース 4500円~
※ 税込み、テーブルチャージ別
● 8席
www.genyamamoto.jp

澤由香(本誌編集室)=取材、文 林輝彦=撮影

本記事は雑誌料理王国270号(2017年2月号)の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は270号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは、現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


SNSでフォローする