生パスタメーカーの「プリマ・パスタ」が、奥田シェフとYouTuber、シェフロピアさんとタッグを組んだ。この3者だから生み出せた「奇跡の生パスタセット」を4月29日(土)に発売する。
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2人のシェフとプリマ・パスタの工藤さんによる開発の裏側も動画で公開中!
シェフロピア編はコチラ。
奥田政行編は5/17公開予定。
「私達が作った生パスタセットは、レトルトのパスタソースとは全く別物。なぜなら、奥田シェフやシェフロピアさんが、お店でお客さまのために鍋やフライパンを使って作ったものを可能な限り忠実に再現したものだからです」と「株式会社プリマ・パスタ」の代表取締役、工藤保夫さんはきっぱりと言い切る。
なぜか。それは、オートメーション化された工場で作られるレトルト食品とは異なり、この「生パスタセット」はプリマ・パスタの工場で、スタッフが奥田シェフやシェフロピアさんに作り方を教わり、フライパンと鍋で作っているからだ。
「もちろん、フライパンも鍋も可能な限り大きなものを用いています。でも、人の手で作っていることに変わりはありません」と工藤さんは胸を張る。しかも、それぞれのパスタは、すべて今回のパスタ料理のために開発されたオリジナル。2003年の創業以来、世界各地にレストランを展開する有名シェフ用のパスタや、席数10席程度の小さなお店向けのパスタまで、1000種類を超えるパスタを作ってきたプリマ・パスタの技術や感性、ノウハウが詰まったパスタなのである。
例えば、奥田シェフ考案の「イカスミのキタッラ モリーカをかけたペスカトーレ」は、魚介のソースと親和性を高めるためにイカスミを練り込んだ。シェフロピアさんが考えた「タヤリンの鴨肉の黄金カルボナーラ」には、ソースとの相性を考えて卵黄をたっぷり使用したパスタ「タリヤン」を合わせた。
この日、最終調整のために奥田シェフの店「ヤマガタ サンダンデロ」に集まった3人は、少し緊張した面持ち。「試食の後にどんなリクエストが出るのか、ドキドキですね」と工藤さん。しかし、奥田シェ
フが考えた「イカスミのキタッラ モリーカをかけたペスカトーレ」と「ガルガネッリのヴァチナーラ風牛肉のトマト煮」は、奥田シェフから基本的に「オーケー」のサインが出て、工藤さんは安堵の表情を見せる。
議論を呼んだのは「タヤリンの鴨肉の黄金カルボナーラ」で、「生クリームかブロードを足したほうが、日本人は食べやすいと思うんだけど……」と奥田さん。考案者のシェフロピアさんも、「生クリームやブロードを入れないほうがイノベーティブな感じになるけれど、入れたほうが日本人が良く知るカルボナーラになりますよね。迷うなぁ」。
3人の達人が集まって、アイディアを出し合う姿は真剣そのもの。工藤さんも「お二人のためにも、ヘタなパスタは作れません」ときっぱり。真剣勝負に出た3人のパスタに、期待は高まるばかりだ。
text: Shoko Yamauchi photo: Hiroyuki Takeda