陳建一さんのスペシャリテ 張大千鶏


僕が守り続けてきたもの。それは陳建民の魂

父・陳建民の後を継いで料理人になりたい。
幼いときからそう思っていました。調理場に立つ親父の姿は、とても楽しそうで格好が良かったんです。父が、東京・田村町(現在の西新橋)に最初の四川飯店を出したのは1958年のこと。僕はまだ2歳ですから、当時のことは覚えていませんが、ここ赤坂四川飯店をオープンしたのは、僕が中学生の頃でした。多くの後継者を育て、四川料理を日本に広めた父の背中を見て育った僕には、「麻婆豆腐」、「海老のチリソース」、「担担麺」など父から受け継いだスペシャリテがあります。


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