シェフ向け「作家の器探し展」が、東京、大阪で開催! たち吉と巡る美味しい器探し第十一回


京都で創業、今年で271年目に入った陶磁器の老舗企業「たち吉」。飲食店の希望に応じた作家ものの器を月々定額でレンタルするという業界初の器のサブスクリプション事業が好評だ。6月には東京、7月には大阪で、全国の優れた作家たちの器を手にとることができる展示会が開催される。今年2回目となる展示会の見どころをお伝えしよう。

頭の中にある料理のイメージにぴったり合う器を提案します

2022年秋、器のサブスクリプション事業を正式発表した「たち吉」。そのタイミングで開催された初回の展示・相談会では全国28の作家・名窯ごとに器が並んだ。今回は、どんな展示構成で料理人を迎えるのだろうか。
「準備期間を含めたこの1年間で、プロの料理人が器に求める声をかなり集めることができました。それを踏まえて、3つのカテゴリーに分けて器を提案することを考えました」と本プロジェクトのリーダー・小林敬一新規営業担当。

会場には「たち吉」スタッフがスタンバイ。

一つ目は「これまでのサブスクサービスで料理人から指名のあった器」で、いわゆる「たち吉の納品実例」。ここに並ぶ器は「即納品」が可能というのも、料理人にとっては魅力であろう。

「サブスクサービスで指名のあった器」の展示例。

二つ目は「京都の匠」。「たち吉」が誇る京都の職人たちの、巧みな手わざが発揮された器を紹介。染付の皿にプラチナで絵付けをした器など、伝統を踏まえた上で“ レストラン映え” する斬新さが感じられる「京焼」の器を厳選。和食・中華はもちろん、和食材を使った洋の料理にもマッチするはずだ。

「京都の匠」コーナーの展示例。染付にプラチナで絵付けをした大皿の輝きに目を奪われる。多色・多柄を一面に施した大きなどんぶりにも職人の手わざが満載。中国・明の万歴の写しは今回が初披露。
「京都の匠」の紹介一例。細かい絵付が目を引く、「京薩摩」の盃。

三つ目は「イタリアン・フレンチ向けのモダンな器」。これも和食器? と驚くほどの多彩さが楽しめ、かつ直径26cm以上という実用を兼ねた器が並ぶ。釉薬の色の多彩さ、手づくりならではのフォルムなど、和食器特有の魅力は、すでにサブスクサービスを利用している料理人に好評。今回の品揃えにも力が入る。

「イタリアン・フレンチ向けのモダンな器」コーナーの展示例。焼き上がりに入る貫入(ヒビ)がそのまま表情になったブルーグレーの器や金属の器に漆を施したものなど、これまで以上に個性の光る新作を多数用意。
折敷やカトラリーなども充実の展示予定。

本展示会では器の受注や特注などの相談も承り、そのまま商談に移ることも可能。270年の歴史をもつ「たち吉」の底力に触れることができるこの機会。器から始まる出会いを期待して、どうぞ会場まで足をお運びください。

[ 展示会 開催概要 ]
東京・日本橋会場 6月19日(月)~21日(水)
大阪・茶屋町会場 7月5日(水)~6日(木)
※事前予約が必要です。
■ 詳細、お申し込みはこちらからご確認ください。

お問合せ先 :たち吉 飲食店様向け 器カスタム対応ご相談窓口
TEL : 075-582-7758
E-Mail : info_subsc@tachikichi.co.jp
URL : https://biz.tachikichi.jp/

text:Yu Fujita photo:Ryo Yonekura

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