美食の羅針盤vol.12 アジアのベストレストラン50から見えてくる世界レベルの美食の最前線 23年6月号


2013年以来、アジアの美食シーンに新風をもたらし続けるアジアのベストレストラン50。今年でリストの発表は11回目となる。2019年以来、4年ぶりに国境をまたいで行われたアジア版の授賞式が、原点でもあるシンガポールへと戻ってきた。コロナ禍中に層の厚みを増したシンガポールの原動力とは?

世界レベルの美食を知る「アンドレ・チルドレン」の台頭

アジアの中でもシンガポールでは、若手の台頭が目覚ましい。10年前にリスト入りしたシェフたちの「第二世代」が、コロナ禍中に次々と新しいレストランをオープンしているのだ。シンガポールの評議委員長、イブリン・チェン氏は「シンガポールには、国内や近隣諸国から食を愛する富裕層が集い、趣味と実益を兼ねて、若く有望なシェフに出資する投資家に事欠かない」と語る。


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text: Kyoko Nakayama

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