2024年10月21日
今回のプレスイベントでは、そんな高品質なワイン8種が料理と共にお披露目された。
例えば、ブルゴーニュブランを思わせる、『フェリックス・アントン』の白ワインはシャルドネ、ピノ・ビアンコ、ピノ・グリージョというセパージュ。酸とミネラルを感じさせるクリアな味わいのこのワインはカルパッチョやムニエルなど軽めの魚料理にぴったりだ。
またアルト・アディジェの赤ワイン品種、スキアーヴァは繊細でスモーキーなニュアンスを持つ。こちらはテンメンジャンを使った北京ダックと合わせたが、本多氏は炙ったまぐろなどにもおすすめという。
北国の冷涼な気候のワインとあって、白も赤も日本料理とのマリアージュにも期待が持てそうだ。多様なテロワールと多様な品種をもつ魅惑的なワイン産地アルト・アディジェ。その進化するワインを知って、新しいワインと食の可能性を探りたい。
2021年11月 取材・文=岡本ジュン