2021年12月30日
日本の幻の食材。巨大魚クエを求めて
かつて福岡や大阪で偽装問題が起きた程、味も質も高級だが簡単には釣れないところから幻の魚といわれる「クエ」。近年、近畿大学が養殖に成功したという。そこで和歌山へ向かった。
クエは本州中部以南に生息する最大級のハタ科の魚。伊豆諸島などの釣り人達の間では「モロコ」と呼ばれ、九州では地方名でアラと呼ぶ。
アラといっても同じハタ科に属するアラとは別種。いずれにしてもなかなか釣れない巨大魚で、特に長崎、佐賀、福岡などでは、冬に欠かせない高級鍋「アラ鍋」が有名である。しかし近年、乱獲により漁獲量が急激に減り、希少な魚となった。
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