スチームモード、ホットエアーモード、コンビモードの3つの調理モードで加熱調理の約80%を実現する、スチームコンベクションオーブン「クックエブリ」。なかでも高機能機「Sクラス」は、プロのこだわりに応える細やかな調理コントロールが特長だ。とくに最新機能の「デルタT調理」は、庫内温度と芯温の差を一定に保ちながら調理するため、急激な温度変化がなく、食材へのダメージを抑えることができる。
つまり、温度管理が難しいローストビーフやチャーシューも手軽につくれるというわけだ。
「ドリップが出なくて、ロゼの面積も広い。この2点はおいしいローストビーフのポイントですから、これがスチコンに入れて設定するだけでできてしまうのは、嬉しいですよね。
これならパートタイムの人でも焼くことができるので、料理人は別の調理に力を入れることができます」(萩原シェフ)
さらに、段ごとに調理時間を設定できるので、複数のメニューを同時に調理することも可能。加熱途中にボタンひとつで適量加湿する「手動加湿」や、食材から出る蒸気を庫内から強制的に排出させる「手動ダンパー機能」も搭載している。
「また、2/3ホテルパンタイプは奥行きがわずか560㎜なので、小さなキッチンにも置くことができます。これ一台でいろいろな料理をつくることができるので、カフェなどにもおすすめです」と萩原シェフ。調理品質も作業効率も変わる、理想の一台といえるだろう。
萩原雅彦さん
1984年より国内名店に勤務した後、渡伊。帰国後、28歳で南青山「エル・トゥーラ」の総料理長に就任。「料理の鉄人」にも登場した。2001年、東麻布にイタリアンレストラン「カメレオン」を開き、話題を呼ぶ。閉店後はレストランプロデューサーとして数々の店舗のメニュー開発を手がけ、2015年、学芸大学に「地中海食堂オリーヴァ」をオープン。
ホシザキ株式会社
愛知県豊明市栄町南館3-16
0562-97-2111(代表) www.hoshizaki.co.jp
1947年に創業して以来、「オリジナル製品を持たない企業に飛躍はない」をモットーに、新しい技術と創造力で製氷機をはじめとした多種多様な製品を開発・製造・販売。現在はアメリカ、ヨーロッパ、中国に生産拠点を持って販売・サービス体制を整え、世界各地のさまざまな「食」のシーンを支えている。
本記事は雑誌料理王国316号(2021年6月号)の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は316号(2021年6月号)発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。