日本食とは、切っても切れない関係の「出汁」。東京日本橋にて320年の歴史を誇る、かつお節専門店にんべんが、コレド室町2にて運営する「日本橋だし場 はなれ」では、この出汁を主役にジャンル豊富なメニューを提供している。
出汁に始まる“UMAMI”の文化は今や海外でも注目され、日本を代表する食文化になりつつある。「日本橋だし場 はなれ」でメインに扱うかつお出汁は家庭でも活用されるものだが、ここではその素材を最大限に活かし、和食だけにとらわれないジャンル豊富な料理を提供している。
毎月内容が変わる「だし炊き込みご飯」は旬の食材とかつお出汁を組み合わせ、炊き上がりまでに30分とじっくり時間をかけてつくる逸品。数量限定でなくなり次第終了となる人気メニューだ。そのまま食べるだけでなく、出汁をかけ、出汁茶漬けにするのもおすすめ。さらに各テーブルには削り立てのかつお節が用意されており、“追いがつお”を楽しむこともできる。
また、2ヶ月に1度変わるメニューとして、日本の伝統的な味わいを大切にする「古典技」、洋の要素を含んだ「はなれ技」と呼ばれる2種類の出汁椀を用意。出汁は料理のインフラと呼ばれるほど応用力が高いからこそ、和食だけにとらわれないメニュー展開を大切にしている。
食事以外にも、ティータイムやお酒とのペアリングなど、「日本橋だし場 はなれ」の楽しみ方は多様にある。ここでしか味わえない出汁文化を、ぜひ堪能してみてほしい。
日本橋だし場 はなれ
東京都中央区日本橋室町2-3-1 COREDO室町2-1F
TEL 03-5205-8704
ランチ 11:00~14:00(予約不可)
ティー 14:00~17:00
ディナー 17:00~21:00LO不定休(ただし施設に準ずる)
text 竹野愛里、青山友美 photo 相馬太郎
本記事は雑誌料理王国2020年2月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2020年2月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。