日本料理の名店を訪ねる「麻布かどわき」

確かな技で、独創と伝統を調和
唯一無二の食体験を 

評判の寿司や、天ぷらもいいが、四季を感じながらいただく日本料理には、しみじみと私たち日本人に響くものがある。まだ続くコロナ禍でも、器やしつらえを愛でながらいただく日本料理の10の名店の味は、この時代だからこそ守っていきたい大切な文化でもある。夏の名残りから秋のはしりを感じる珠玉の日本料理の数々。しっかりと心に響く味を目で見て感じたい。

独創と伝統の間を悠然と行き来して作られる門脇さんの料理。2000年のオープン以来進化を続け、店も料理もまさに円熟を迎える。そんな中で起きたコロナという大きな災禍。危機を受け止めながら進む門脇さんの姿勢はあくまでもぶれず、常に〝お客さま〞に寄り添う。

白だつと黄菊の酢橘浸し 車海老、揚銀杏、キャビアを添えて

秋の訪れを感じさせる前菜。白だつ、車海老、黄菊にはそれぞれに、穏やかで品のよい酢の物の味つけを。これらと塩煎りした銀杏、キャビアを盛り合わせた。キャビアの強いうま味と塩味が、料理全体に立体感を作り出す。鈴木藏(おさむ)の器に盛り、前大峰の折敷に乗せて。二人はともに人間国宝だ。

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