食の未来が見えるウェブマガジン

ミニャルディーズの時間 Vol.2 Umi


ぶきっちょさんから伝授された
とびっきりのファーブルトン

登場するのは、トビウオや鶏から引いたコンソメスープや、その二番出汁で炊く土鍋ごはん。「一汁多菜」を謳う自由なコースを締めくくるのは 、ひと口サイズのファーブルトンだ。素朴な焼菓子のレシピは、パリ郊外のビストロで働き、店主のお姉さん宅に下宿していた際に教わったもの。「その方は、料理が苦手で(笑)。食事係は私だったのですが、ある日、彼女に料理をリクエストしたら、『唯一作れるのがこれ』と、代々伝わるファーブルトンを焼いてくれたんです。それがすごくおいしくて」と、藤木千夏シェフ。もうひとつは、カヌレ生地をバトン状に焼いたもの。「食後にふさわしいサイズを模索していたら、この形に」。

焼菓子の香りや甘味に癒される時間を楽しんでもらうためには、伝統の型も見直す。小さな勇気が大きな笑顔を生む。

Umi
東京都渋谷区恵比寿4-19-7
TEL 03-6456-4306
18:00 ~21:00 LO
火休

text 浅井直子 photo 依田佳子

本記事は雑誌料理王国2019年11月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2019年11月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


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