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新世界「SAKE」が、日本酒を刺激する!? NYブルックリンで「JIZAKE」を造るということ

今年6月、元金融アナリストと元生化学者が始めたNY・ブルックリンのマイクロ・サケ・ブルワリー「Brooklyn Kura」には、岩手の銘酒「南部美人」の杜氏2人の姿があった。トップレベルの杜氏たちが訪れていた理由は、酒造りの指導のため。

しかしながら、ひたむきに酒造りに向き合うニューヨーカーの姿を目の当たりにして、滞在最終日には、教える側の杜氏たちも多いに触発されて帰路に着いたという。彼らのような海外での造り手に「黒船」的役割を期待する向きもあるが、そこにあるのは、国籍、修業年数、日本酒かSAKEかも飛び越えた、醸造家同士の対等で純粋なリスペクトだ。
さらに、SAKEの造り手は、SAKE文化のメディアにもなりうる。

現に、今から紹介する「Brooklyn Kura」は、タップルームを併設し、SAKE文化の発信地として、ローカルコミュニティに根付き始めている。日本からグローバルに旅立った日本酒は、かの地でローカライズされSAKEへ。
今回、醸造所が出来る前から彼らをよく知るNY在住の酒サムライ、新川ヘルトン智慈子氏が、「Brooklyn Kura」共同経営者であるブライアン・ポーレン氏にインタビュー。彼らの今とこれからをレポートしてもらう。

「Sake is great!」
ニューヨーカー、日本酒にはまる 

―そもそも、醸造所を建てるにあたって、「ブルックリン」という地を選んだのはなぜ?

シンプルな話、ブルックリン在住で、 NYから出たくなかったことが一番の理由(笑)。そして、ソフィスティケイトされたマーケットがどこかと問われたら、やはり、答えはNYだったこと。ブルックリンという場所は、NYだけれど、どこか日本の地方に通じるものを感じている。ローカルコミュニティを大事にし、その土地で生まれたクラフトを大事にする感覚が非常に近いと思ったんだ。

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