今夜のお酒は何にする?ビール、日本酒、焼酎、ワインに、紹興酒……。
お酒を決めて、おつまみを考えて。楽しい悩みの一助となるべく、今回は赤ワインに合う麺類・ご飯類のレシピを紹介します。
パエージャ
魚介類をたっぷり加えたパエージャ。専用の鍋を使って炊き上げるご飯は、サフラン水を使っているので鮮やかな黄色をしている。ホットプレートでも作ることができる。
材料(作りやすい分量)
米…2合、鶏モモ肉…1枚、イカ…1杯、アサリ…12個、ムール貝 …6個、有頭海老…6尾、タマネギ…1/2個、ニンニク…1片、赤ピーマン…1/2個、緑ピーマン…1/2個、ホールトマト…2個、パプリカパウダー…適量、サフラン水(水にサフランを加えて色付けしたもの)…適量、レモン…適量
作り方
- 鶏モモ肉とイカは、ひと口大に切り揃える。赤ピーマンと緑ピーマンは食べやすい大きさに切り揃える。
- パエージャ鍋で鶏肉を炒める。イカ、赤ピーマンと緑ピーマンの順に加えて炒める。
- みじん切りにしたタマネギとニンニクを加え炒め、香りを立たせたらホールトマトとパプリカパウダーを加え混ぜる。
- サフラン水をたっぷり加え、ムール貝とアサリを入れる。煮汁が沸いてきたら有頭海老を加えて煮込む。
- 魚介類からだしが出たら、ムール貝、アサリ、有頭海老を取り出す。塩を加えて味付けし、米を加える。
- 強火で加熱しながら、鍋を前後に動かす。粘りが出るので、ヘラなどで混ぜないこと。
- 10分間ほどすると米がスープを吸うので、火加減を弱めて6~7分間加熱する。米の様子を見て火を止める。
- 人数分を器に盛り、レモンを添える。
いのししのラグーソースのピーチ
猪肉を使ったラグーソースは、冬ならではのおいしさ。そこに、まるでうどんのような太い手打ちパスタのピーチを合わせた。野性味の感じられる赤ワインと一緒に。
材料(作りやすい分量)
ピーチ(強力粉500g、薄力粉500g、ぬるま湯400ml、オリーブオイル50ml)…適量、いのししのラグーソース(猪腕肉1.5┉、タマネギ1個、ニンジン1/2本、セロリ3~4本、乾燥ポルチーニひとつかみ、塩、コショウ、赤ワイン各適量、トマトペースト大さじ3、ブロード適量)、塩、コショウ、パルミジャーノチーズ、オリーブオイル…各適量
作り方
null- ピーチを作る。強力粉、薄力粉、ぬるま湯、オリーブオイルを混ぜ合わせ、よく練る。生地がまとまったら1~2時間休ませる。
- 適当な棒状に切り分け、両手のひらで転がしてのばし、 30cm程度の長さの太い麺状にする。
- いのししのラグーソースを作る。猪腕肉は粗いミンチにし、オリーブオイルをひいたフライパンで炒める。塩、コショウで軽く下味を付ける。
- タマネギ、ニンジン、セロリはみじん切りに、乾燥ポルチーニは水に浸けてもどしてから、フードプロセッサーで細かくする。
- オリーブオイルをひいた鍋で4を炒め、しんなりしてきたら3を加え炒める。イノシシを炒めたフライパンに赤ワインを加えて加熱し、こびりついたうま味をこそげ落とす。その赤ワインを鍋に加える。
- トマトペーストを加え、ブロードをひたひたまで注ぎ入れる。弱火で2~3時間煮込む。
- ピーチをゆでている間に、ソース適量をフライパンにとって温める。塩とコショウで味をととのえ、ゆで上がったピーチを加える。少し煮込むようにして馴染ませ、パルミジャーノチーズをふりかけて仕上げる
ブラックペペロンパスタ
黒コショウを、これでもか!と効かせたパスタは、つい後を引く味わい。シンプルな味付けだけに、塩はいいものを使いたい。店では、岩塩のアルペンザルツを使用している。
材料(1人分)
パスタ(スパゲティ)…130gニンニク…1片、 アンチョビペースト…少量オリーブオイル…25ml、 黒コショウ…適量、 塩…適量
作り方
- パスタをゆでる。
- ニンニクをスライスし、オリーブオイルでこんがりと炒める。アンチョビペーストを加え馴染ませてから、パスタのゆで汁を80ml程度加える。
- ゆで上がったスパゲティを加えて馴染ませ、塩で味を調える。
- スパゲティを器に盛り、黒コショウをたっぷりふりかける。
汁なし煮込みそば
蒸し麺をスープで煮込んで、たっぷりとうま味を吸わせた。オイスターソースの味付けは、赤ワインとの相性もいい。上に散らした、自家製の香味パン粉が適度なアクセントに。
材料(1人分)
蒸し麺…150g、 豚ひき肉…少量、 長ネギ、ショウガ…各適量、 酒…少量、 チキンスープ…300ml、 オイスターソース…小さじ1.5醤油…大さじ1、 ゴマ油…少量、 自家製香味パン粉(パン粉、干し海老、五香粉)…適量長ネギ…適量
作り方
- 中華鍋に油をひき、豚ひき肉、みじん切りにした長ネギとショウガを炒める。香りが立ってきたら、酒とチキンスープを加える。
- 煮立ってきたら、オイスターソースと醤油で味付けし、蒸し麺を加える。
- 強火で煮込み、水分がなくなってきたら、ゴマ油をまわしかけてつや出しする。
- 器に盛り、自家製香味パン粉をかけ、せん切りにした長ネギを飾る。自家製香味パン粉は、乾煎りしたパン粉と干し海老をミキサーで細かくし、五香粉を混ぜ合わせたもの。
調理のコツ
蒸し麺を加えてからは、強火で一気に煮詰めること。
火力が弱いと粘りが出てしまう。
本記事は雑誌料理王国第173号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は第173号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。