2024年1月31日
ひとつの鍋に材料を順番に加えていくとやがて鍋の中でカレーができあがる。プロセスは至って単純だ。が、それをルール化した書物がどこにもないことから「カレーのOS」水野仁輔が編み出したのがゴールデンルールだ。ポイントは「香り」と「味」を交互に重ねていく点と、1~4までの炒める工程で水分を極力飛ばすことに心がけること。
香り
01 はじめの香り
クミンシード、マスタードシード、カルダモンなどのホールスパイスを油で炒めて香りを引き出す。スパイスは火の通りにくいものから順に加熱するのがセオリーだ。
味
香り
04 中心の香り
このタイミングでパウダースパイスと塩を加える。パウダースパイスは、香り付け以外にも、色付けや辛味付けという側面もあるため仕上げたいカレーに合わせて調整。
味
香り
07 仕上げの香り
ローズマリー・ミント・コリアンダー(香菜)などのフレッシュハーブのほか、すりおろしたショウガ・ニンニクや、ガラムマサラなどのパウダースパイスを仕上げ直前に加えることも。
text 水 亨一 photo 八田政玄
本記事は雑誌料理王国2020年6・7月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は2020年6・7月号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。