用意された 3 本のシャンパーニュ、モエ・エ・シャンドンの 2003 年、2002 年、1995 年(A.S.I. 会長の田崎さんが優勝した前日本大会の年)の中からリクエストに合わせたものを提供する。1人目は酸味の強いシャルドネ、2 人目はリッチで果実味が豊かなもの、3 人目はモカやキノコ、ナッツなど香りのあるものを希望。正解は02年、 03 年、95 年の順。
東京のあるレストランという設定で、2万円のコース料理に合うワインを 5 本プレゼンテーションする。なお、白ワインはそのうち 2 本まで。途中、競技者はワイン以外を勧める場面も。ヴェロニクさんはコーヒーや紅茶、ウーロン茶を。パオロさんは "サケ"スパークリングや、サントリー山崎などを勧めていた。
大テーブル 6 人のゲストにデカンタでサーブする。サーブするワインはサンテミリオンのVT1985の古酒。ボトルは2 本用意されるが、途中ゲストの 1 人がそれを取りあげてしまう。じつは、これもソムリエに対する問題のひとつ。澱が舞ったボトルをもう一方と取り替えてサーブしなければならない。
出題されたのは赤ワイン4本と白ワイン5本。ワイン名、ワイナリー名、品種などが大型スクリーンに表示され、それを競技者は見ながら間違いを口頭で指摘していく。スペルや品種、地名の間違いなど、非常に細かい知識が求められている。
デギュスタシオン(ワイン当て)は2種目が行われた。ひとつは4本のワインの特徴をプレゼンテーションしながら、ワインを当てるもの。出題は白、赤、赤、赤の順。もう1種目はワイン以外の酒、リキュール類のテイスティング。こちらは紙に回答を記入する。
大型スクリーンに映し出される醸造家の写真を見て、名前を答えるという、サプライズ問題。問題は8秒ごとに15枚。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの共同経営者、オベール・ド・ヴィレーヌ氏などが映し出された。
Cuisine Kingdom=取材、文 富貴塚悠太=写真
本記事は雑誌料理王国第226号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は第226号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。