2024年10月23日
清らかな川が流れる小松市の山間、観音下(かながそ)町で廃校がオーベルジュに生まれ変わったのは、約1年前。縁(ゆかり)のないこの場所にやってきた31歳のシェフがスタッフと共に住人や生産者、職人、工芸作家達と向き合いながら進化させている里山テロワールが、注目を浴びている。
※7月6日(木)発行の最新号、「料理王国」8月号の特集「オーベルジュ進化系」内、P16の記事内に掲載の「観音下」ルビ表記に誤りがございました。お詫び申し上げるとともに、以下の通り訂正させて頂きます。 (誤) かながぞ (正) かながそ
「1年間やってきて、ようやく季節がひとまわりしました」。開業からシェフを務める糸井章太さんは、楽しそうに語る。「ここは、山間だけど意外と海も近いし、白山の伏流水に恵まれています。山に入れば、山菜やキノコがあるし、近隣を歩いているだけで、野草や花を見つけることができます。近くには無農薬で様々な野菜やハーブを作る生産者さんもいて、本当に食材の宝庫なんです」
続きをご覧になるには、有料会員登録が必要です。
会員登録がお済みの方は、こちらよりログインしてください。
text: Takako Tsuguma photo: Naoki Mizuno