江戸時代の海老天のつくりかた


 歌川国芳は、「水滸伝」「忠臣蔵」に代表されるように、武者絵を得意とした浮世絵師であったが、印象深い美人画も多数残している。「園中八撰歌・松」は、唐の詩人・杜甫が8人の酒豪詩人をユーモラスに歌った「飲中八仙歌」をもじったもの。この団扇絵は、おそらく桜や梅、牡丹など、8種の植物と美人を組み合わせたシリーズ。中には猫を抱きかかえた愛らしい美人が登場する「菊」という作品もあり、大の猫好きで知られた国芳の趣好がうかがわれる。


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