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フレンチ初心者にもおすすめ!グランメゾンの味が楽しめるレストラン3選

フレンチ初心者にもやさしい!グランメゾンの味が楽しめるレストラン3選

ドラマ「グランメゾン東京」で、ひときわ注目を集めるフランス料理。フレンチ初心者でも安心して楽しめる、グランメゾン出身のシェフがオープンしたレストラン厳選3店をご紹介します!

1.【新御徒町】Kotaro Hasegawa Downtown cuisine

1)	【新御徒町駅】Kotaro Hasegawa Downtown cuisine
「柄がある和皿だから、料理がシンプルになった」という長谷川シェフ。フォワグラと相性の良い加賀大根と丸茄子は貝の出汁で煮て、上には生姜の泡、大切に保存してあった春が旬の高級食材、花山椒は和のアクセントに。モダンフランス料理と、ほっこりした和の味を融合させたような仕上げに。

地下鉄・新御徒町駅からすぐ、生まれ育った商店街に、元ボキューズ・ドール日本代表、長谷川幸太郎シェフの店があります。「ひらまつ」の取締役を辞し、フェルナン・ポワンの「若者よ、故郷に帰れ」の言葉から、今年4月に開店したのです。

1)	【新御徒町駅】Kotaro Hasegawa Downtown cuisine

白を基調とした落ち着いた店内、カトラリーの横には細めで扱いやすい、伝統工芸品の煤竹の箸が置かれています。「日本を表現する」をテーマに、世界と戦ってきた長谷川シェフだけに、本物の日本らしさをと、皿は手描きの古伊万里などの和皿が中心です。食材は、基本的に全て生産者直送と妥協はなく、「これまでで最高の食材を使えているかも」とのこと。

1)	【新御徒町駅】Kotaro Hasegawa Downtown cuisine

夜の営業のみですが、仕込みが始まるのはなんと朝9時から。「あえて『ダウンタウンキュイジーヌ』と呼ぶことで、フランス料理の敷居を低くしたいのです」という言葉通り「牡蠣のカルボナーラ」「フォワグラと加賀大根」など、日本人がホッとする味のど真ん中を狙ったものが多いのも魅力。

1)	【新御徒町駅】Kotaro Hasegawa Downtown cuisine

厨房は長谷川シェフ1人、サービスは奥様の貴子さんとの2人体制のアットホームな雰囲気で、「下町の商店街でも、ゆったりと食事とワインを楽しむ、そんな文化を根付かせていきたい」と語ります。

【店舗情報】
Kotaro Hasegawa Downtown cuisine
住所:東京都台東区台東4-2-11 1F
電話番号:03-5826-8663

2.【六本木】Ryuzu(リューズ)

【六本木】Ryuzu(リューズ)
松葉蟹を旨味ジュレと共に カリフラワーのクレームを添えて
松葉蟹のメスの卵巣(内子)、オスのカニ肉を合わせたものに、ロブション氏直伝のカリフラワークレーム、折に触れて学んできた和食の昆布出汁をベースにした「旨味ジュレ」で日本の繊細な水の味を表現、一番上の端正な球体に仕上げた外子にも、ロブション氏の元で磨かれた美意識が垣間見える。

六本木のジョエル・ロブション氏のもとで12年働いた後に独立、8年前に「リューズ」をオープンした飯塚隆太シェフ。大切にするのは、「伝統を受け継ぐ革新」。内装の黒壁を日本の伝統の職人技が光るスタッコ(化粧漆喰)仕立てにしたのも、そんな思いから。さらに「シンプルで、その裏に高い技術がある料理を」という自らの料理のスタイルを重ねています。

【六本木】Ryuzu(リューズ)

日本人シェフだからこそ、鱧や椎茸、今の季節なら松葉蟹など、日本の食材が登場しますが、「日本料理の料理長に出しても恥ずかしくない技術を身につけてから提供する」のが鉄則だそう。

【六本木】Ryuzu(リューズ)

初めて訪れるなら、プランチャ(鉄板)の前をカウンター席。料理をしている様子が見られるエンターテイメント性と安心感だけでなく、お客様の様子を感じ取りたい、という飯塚シェフの意向からシェフや厨房スタッフが料理をサーブすることもあり、気になることはその場で聞くこともできます。「ロブション氏は、その場をお客様に楽しんで帰ってもらうことを大切にしていた」という師の思いを受け継いでいます。「グランメゾンの本質は、全てを委ねて安心して行ける店。肩肘張らず、でもくだけすぎない。そんな落ち着き感を大切にしています」。

【店舗情報】
Ryuzu(リューズ)
住所:東京都港区六本木4丁目2−35 アーバンスタイル六本木 B1F
電話番号:03-5770-4236
URL:http://www.restaurant-ryuzu.com/

3.【銀座】L’Affinage(ラフィナージュ)

【銀座】L'Affinage(ラフィナージュ)
フランス シャラン産鴨のロースト、赤ワインのビーツソース
数字に縛られない料理を、と自らデザインした厨房のガス台には目盛がない。鴨の火入れは皮目をフライパンで焼いてから高温のオーブンで。鴨の骨からとったフォンを血でつないだクラッシックなソースだが、油脂分は控えめ。皮と身の間の脂を敢えて残した火入れで、脂の甘みも楽しめる。

レカンの料理長の職を辞した高良康之シェフが、去年10月に銀座にオープンしたのが、ラフィナージュ。クロスのかかったテーブル席だけでなく、一人でもふらりと立ち寄れる、最大8席の白い木のカウンターは、座ると厨房スタッフと目が合う高さ、中座して立った時は目が合わない高さにし、居心地の良さを大切にしています。

【銀座】L'Affinage(ラフィナージュ)

メニューは季節ごとに大まかな構成を決め、その日入る食材に合わせて調理法やソースを変えているそう。食材の味を楽しんでもらうために、塩の加減は、同じ一切れの肉でも、先に食べる方の塩を軽くしてから徐々に増やし、全部食べた時に満足感があるバランスにしているのだとか。「結果として全体の塩の量も控えめになり、食後に喉が乾きづらい」と高良シェフ。

【銀座】L'Affinage(ラフィナージュ)

しっかりと骨格のあるソースを使う、オーセンティックなフランス料理ですが、ソースの濃度を調節し、多様な酸味を効果的に使うことで、軽やかに楽しめます。メニュー構成も、最初は必ず手で食べられるもの、次はスプーン一本で食べられるもの。リラックスした頃合いで、ナイフとフォークを使うという流れになっています。食器はフランスの名窯とオーダーメイドの有田焼で、くつろぎの中の非日常を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Text and photo by Kyoko Nakayama

【店舗情報】
L’Affinage(ラフィナージュ)
住所:東京都中央区銀座5丁目9−16 GINZA-A5 2F
電話番号:03-6274-6541
URL:https://laffinage.jp/


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