料理王国大賞2025 大賞　25年2月号

池端隼也さん

ラトリエ・ドゥ・ノト

「ご自身も被害に遭われたにも関わらず、誰よりも早く発信し、避難所の方々への炊き出しを行ったり、復興の為にクラウドファンディングを呼びかけたりするご尽力は、料理人である以前に人として素晴らしい方だと思いました」

「彼の活躍は、今年全ての料理人に響いたと思います」

いけはた としや
輪島市生まれ。フランス修業の後、能登食材の魅力を伝えるべく、地元で2014年に開業。ミシュラン一つ星獲得。24年能登半島地震に際しては炊き出しに奔走。7月に地元仲間と居酒屋「Mebuki」を開く。

石井 剛さん

モノリス

「クラブ発足やミシュランの星獲得など、クラシカルなフランス料理を極めようと志す若い料理人達の目標になっていると感じます」

「パイ包みというスペシャリテを確立させ、パイ包みと言えば石井シェフとみんなが声を上げます。クラシックの王道をしっかり作り上げています。ほかのお料理も素晴らしい」

いしい ごう
東京都生まれ。都内とフランスで修業。「モナリザ丸の内店」料理長を経て2010年「モノリス」開業。23年、伝統的フランス料理継承を目指すシェフの会「クラブ・エリタージュ」会長に。ミシュラン一つ星。

石井真介さん

シンシア

「サステナブルな取組みを持続し、進化させている」

「若手のリーダー的存在」

「地球温暖化に於いて食材の枯渇や飲食業界に対するダメージを解決しようと尽力している」

「長年、環境問題に取り組んでいてブレない」

いしい しんすけ
東京生まれ。都内とフランスで修業。「レストラン バカール」シェフなどを経て2016年「シンシア」をオープン。水産資源の持続的利用など食の課題に意欲的に取り組む。ミシュラン一つ星、グリーンスター。

奥田 透さん

銀座 小十

「『日本料理』への情熱を燃やし、毎日カウンターに立ちながら、自らの料理本をあれだけ出し続けられるエネルギーは唯一無二。彼と同等の日本料理『愛』を形にできる人を、今現在私は、他に一人しか知らない」

「いつ行っても絶対においしいので」

「たくさんのお弟子さんを輩出している」

おくだ とおる
静岡県生まれ。徳島などで修業。2003年銀座に「小十」オープン。12年に銀座内で移転、13年にパリに「OKUDA」開店。日本の伝統的料理文化の保持を目的に24年より「和の美 食の美 温故知新」刊行。

川田智也さん

茶禅華

「完成度　驚き　そして人柄から来る優しさや安心感。中国料理だが日本人の心に響くまさにオートキュイジーヌ」

「大胆さと繊細さを持ち合わせた、緻密に仕上げられた料理の数々。そして風味豊かなティーペアリング」

「年々料理が研ぎ澄まされていく」

かわだ ともや
栃木県生まれ。「麻布長江」で中国料理、「日本料理龍吟」で日本料理を学ぶ。2017年「茶禅華」料理長に就任。「ミシュラン東京2021」にて、日本における中国料理初の三つ星獲得。22年オーナーシェフとなる。

桑木野恵子さん

里山十帖

「知性、テロワールへの理解、未来へのビジョン、利他主義。彼女は、何が重要か、何が奥深いか、そして私達が将来自分達を含めた地球の食において最も重要でなければならない考えや仕草へと、他の人々を導いている」

「地元の作物や野山の食材、伝統料理に取り組みながら、独自の世界を作っている」

くわきの けいこ
埼玉県生まれ。大学で比較文化論を学ぶ。オーストラリア、ドイツ、インドなどでヨガとベジタリアン料理を習得。都内のヴィーガン店を経て2018年「里山十帖」料理長に。郷土の食文化に向き合う。ミシュラン一つ星。

小林 圭さん

Restaurant KEI

「日本での店舗展開の活躍」

「パリで日本人初のミシュラン三つ星を成し遂げた偉業と、それを維持しながら、日本でも活発に活動している点。料理人としての面でも、ビジネスの発展の面も関心を惹きつける」

こばやし けい
長野県生まれ。長野、東京で修業後、渡仏。アラン・デュカス氏率いる「プラザ・アテネ」などを経て2011年パリで開業。フランス版ミシュラン20年度版でアジア人初の三つ星。現在まで保持。

杉田孝明さん

日本橋蛎殻町 すぎた

「今年に限らず、常に誠実に仕事に向き合っている姿勢が素晴らしい」

「寿司職人として超一流であるだけでなく、寿司店という、日本の魚介類に深く関わる仕事をしながら、その危機についてしっかりと発信していらっしゃいます」

すぎた たかあき
千葉県生まれ。日本橋「都寿司」で修業。2004年「日本橋橘町都寿司」として独立。後に移転し「日本橋蛎殻町すぎた」に名前を変える。昨年、独立20年の節目。水産資源の持続的利用を目指す活動に取り組む。

関谷健一朗さん

ガストロノミー“ジョエル・ロブション”

「昨年に引き続きですが、M.O.F.保持者として自身の店舗のみならず、各方面に素晴らしい影響を与え続けていると思います」

「フランス料理界の快挙、M.O.F.を若くして取得し、日本のフランス料理界に衝撃を与え皆に希望を与えたと思います。日本のフランス料理の進化を示した素晴らしいシェフです」

せきや けんいちろう
千葉県生まれ。26歳でパリ「ラトリエ ドゥ ジョエル・ロブション」スーシェフ。帰国後、2021年「ガストロノミー“ジョエル・ロブション”」総料理長。23年、M.O.F.（フランス国家最優秀職人章）受章。

谷口英司さん

レヴォ

「利賀村の地で、更に進化した料理を提供しているから」

「地域の生産者や工芸の作家など、食とレストランに関わる広い範囲の仕事をする人達と繋がり、応援して、みんなの利益になることをしている。料理自体も素晴らしい」

たにぐち えいじ
大阪府生まれ。国内やフランスで働き、2014年に富山県で「レヴォ」を立ち上げシェフに。20年、同県利賀村にてオーベルジュとして移転オープン。ローカルガストロノミーを推進する。ミシュラン二つ星。

生江史伸さん

レフェルヴェソンス

「レストラン内に留まらず、様々な角度から【食】を起点に世界に発信できる唯一無二のシェフ」

「飲食業自体を次のフェーズへ引っ張りあげているシェフ。感覚、考え方が、今までの料理人とは別の世界にいる」

「三つ星シェフが大学院に入る、素潜りして藻場の危機を発信するなど、想像を超えている」

なまえ しのぶ
神奈川県生まれ。「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」「ザ・ファットダック」で研鑽を積み、2010年「レフェルヴェソンス」創業。ミシュラン三つ星・グリーンスターを獲得し、食を通じた社会課題や環境再生に挑む。

赤坂洋介
ピエール・ガニェール

朝比奈悟
アサヒナ ガストロノーム

飯塚隆太
リューズ

池尻綾介
マ・キュイジーヌ

井桁良樹
中国菜老四川 飄香

石井 剛
モノリス

石井真介
シンシア

石井義典
オーベルジュ ときと

石田伸二
乃木坂 しん

市岡徹也
マプール

伊藤 翔
ドミニク・ブシェ・トーキョー

井上和豊
スーツァンレストラン陳 渋谷

井上勝人
ザ・リッツ・カールトン京都

上江洲直樹
八雲うえず

内田達仁
M Mugen

奥田 透
銀座 小十

奥田政行 　
アル・ケッチァーノ

樫村仁尊
焚き火イタリアン ファロ

金子優貴
シリーズ

金田泰和
恵比寿 とりひろ

上岡彰彦
ベージュ アラン・デュカス 東京

唐渡 泰　
リュミエール

河合鉄兵
ラ・トラットリアッチャ

川島 孝
ラ・ロシェル 南青山

川角徳聖
京華菜 清香

川田智也
茶禅華

河野 透
レストラン モナリザ 恵比寿

菊池恒毅
代官山ASO チェレステ 日本橋店

菊地美升
ル・ブルギニオン

北村啓太
アポテオーズ

楠野 大
ラ・ロシェル山王

栗田雄平
銀座レカン

桑木野恵子
里山十帖

小林泰士
レストランひらまつ高台寺

笹島保弘
イル ギオットーネ

神保佳永
JINBO MINAMI AOYAMA

鈴木啓太
ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座

鈴木康哉
アンディ

関根 忍
スーツァンレストラン陳 横浜

高尾僚将
タカオ

高良康之
レストラン ラフィナージュ

タシ・ジャムツォ
ENOWA

田中 いずみ
タンモア

手島純也
シェ・イノ

nao
JULIA

中間利幸
センス

中村和成
ラ・ボンヌターブル

中村哲也
フィリップ・ミル 東京

林 大
白寧

林 亮平
てのしま

樋口宏江
志摩観光ホテル

日髙良実
リストランテ アクアパッツァ

平木正和
アマン東京

平田明珠
ヴィラ・デラ・パーチェ

福田耕平
メッツゲライ ササキ

リオネル・ベカ
エスキス

星野晃彦
ジャルダン ポール・ボキューズ

松本浩之
レストラン プルニエ

松本祐季
啓蟄

三國清三

宮﨑慎太郎
アマラントス

宮原 瞬
和氣 旬

宮本悠平
スィークル

山中 剛
龍の子

山本征治
日本料理 龍吟

米田 肇
ハジメ

渡辺雄一郎
ナベノｰイズム