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シャンカール野口直伝のスパイスレシピ #2「マサラチャイ」


インド人の生活に欠かせない飲み物「チャイ」

今回ご紹介するのは、インドのミルクティー「チャイ」です。その最大の特徴はスパイスが入っていること。紅茶、スパイス、牛乳などの材料を鍋で煮出して作ります。

まずは、ノグチさんが子供の頃から毎朝欠かさず飲んできたチャイの味を再現した「マサラチャイ」と、それを簡単にアレンジした「黒糖しょうがチャイ」の2種をご紹介します。

チャイにベストな紅茶「アッサムティーCTC」とは?

今回は、どちらのチャイにも「アッサムティーCTC」という茶葉を使います。CTCとはC=Crush(押しつぶす)、T=Tear(引きちぎる)、C=Curl(丸める)の頭文字。専用の機械を使って加工を施すことで、丸みのある粒状の茶葉となります。

このCTC製法の茶葉は、インドがイギリスの植民地だった時代に、良い茶葉はイギリスへ流出するため、インド本国では低価格な茶葉でも色と味がしっかり出せるCTC製法が発達しました。

「インド本国でチャイに使う茶葉と言えば、ほぼCTCですね」とノグチさん。CTC茶葉は粒が細かいものほど、味や色が濃く出るのだそう。

マサラチャイ

材料(2杯分)

アッサムティーCTC…大さじ1
シナモンスティック…1本
クローブ…3粒
グリーンカルダモン…2粒
チャイマサラ…小さじ1/2
砂糖…小さじ2
牛乳…250ml
水…150ml

<作り方>

  1. 鍋に水を入れて火にかけ、牛乳以外の全ての材料を入れて煮出す。

2. 水の色がアッサムティーの赤茶色に染まったら、牛乳を加える。

3. 全体がグツグツと煮えてきたら、お玉ですくい上げて鍋の20cm〜30cmから落とす。これを10回繰り返して全体を乳化させる。乳化させることで全体が馴染み、マイルドな味わいに。

4. 沸騰して表面の泡が吹きこぼれる寸前に火を止め、茶こしを使ってカップに注ぐ。

しょうがでポカポカ!「黒糖しょうが」の簡単アレンジ

続いてご紹介するのは、基本のチャイの材料のうち、シナモン、クローブ、グリーンカルダモンの代わりに「黒糖しょうが」を使う、お手軽アレンジで作るチャイ。

「黒糖しょうが」はノグチさんお気に入りの商品で、原材料は、粗糖、黒糖、バレイショ、しょうが、うこん粉末、本くず粉、はちみつ。沖縄産の黒糖としょうがの風味がアクセントになっています。本くず粉入りなので少しとろみもあり、コクのある味わいが楽しめます。

黒糖しょうがチャイ

材料(2杯分)

アッサムティーCTC…大さじ1
黒糖しょうが湯(うこん入り)…1袋
チャイマサラ…小さじ1/3
牛乳…250ml
水…150ml

<作り方>

1. 鍋に水を入れて火にかけ、牛乳以外の全ての材料を入れて煮出す。

2. 水の色がアッサムティーの赤茶色に染まったら、牛乳を加える。

3. 全体がグツグツと煮えてきたら、お玉ですくい上げて鍋の20cm〜30cmから落とす。これを10回繰り返して全体を乳化させる。乳化させることで全体が馴染み、マイルドな味わいに。

4. 沸騰して表面の泡が吹きこぼれる寸前に火を止め、カップに注ぐ。

シャンカール・ノグチ
1973年、東京都生まれ。インド出身の祖父が立ち上げた「インドアメリカン貿易商会」の3代目経営者を本業とし、インド食品の輸入、オリジナル商品の開発・販売に携わる。日印混合料理集団「東京スパイス番長」のリーダーであり、「東京カリ~番長」の元・貿易主任。2016年以降は、日本でスパイスカレーを盛り上げるべく立ち上げた新ユニット「カレー将軍」のメンバーや MLAオーストラリア食肉家畜生産者事業団の「ラムバサダーのメンバー」として活躍。著書に「世界一やさしいスパイスカレー」「ハーブ&スパイス事典 世界で使われる316種」新書にカレー将軍著「スパイスカレー弁当」などがある。
http://www.spinfoods.net


田中英代=取材、文 小沼祐介=撮影
text by Hanayo Tanaka photos by Yusuke Onuma


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