アマン東京のアルヴァで、平木シェフの食材にかける思いを伺う

編集長の野々山が、料理王国10月号の見どころを、編集こぼれ話として紹介。 ホテルレストラン特集のトップ、アマン東京「アルヴァ」平木正和シェフの美しい料理には、イタリア料理にかける思いが見事に映し出されていました。

編集長の野々山が、料理王国10月号(9月6日発売)の見どころを、編集こぼれ話として紹介。ホテルレストラン特集のトップ、アマン東京「アルヴァ」平木正和シェフの美しい料理には、イタリア料理にかける思いが見事に映し出されていました。

東京のホテルレストラン、中でも高層階にあるレストラン、いいですよね。レインボーブリッジや東京湾が見えたり、皇居や新宿のビル群、遠く富士山が見えたり。特に天井がものすごく高く、贅沢に造られているホテルのレストランは、非日常を味わえる別世界だと思います。何か、心が解放されるというか、リッチな気分になるというか。
そんな東京に数ある高層階のホテルレストランの中で、僕が気に入っている場所、それがアマン東京のアルヴァです。

南北に細長いレストランスペースは、端から端まで100メートルはあるかと思います。天井も高いので、窓からはものすごく綺麗な東京のパノラマが楽しめます。
なかなか料理の話に行けませんが、高層階のホテルレストラン、未経験の方には、ぜひお勧めです。
アルヴァからは、皇居が見下ろせます。江戸城の天守閣から見るより高いところからの景色を見ながらの平木シェフのイタリアン。最高です!!

33階にあるアルヴァ。向こうの端まで100メートルほど?! 天井も高くゆったり贅沢な空間。
33階にあるアルヴァ。向こうの端まで100メートルほど?! 天井も高くゆったり贅沢な空間。
目の前に広がる皇居の森。新宿の高層ビルも見えます。遠く富士山も。非日常気分を味わうなら、ここが最高!
目の前に広がる皇居の森。新宿の高層ビルも見えます。遠く富士山も。非日常気分を味わうなら、ここが最高!

平木シェフはイタリアで17年を過ごし、うち13年を山と森と海に囲まれたヴェネトの州都、ヴェネチアで、その土地の海の幸、山の幸を使った伝統のヴェネト料理の経験を積んできました。食材にかける思いは誰よりも強い。その詳細は、ぜひ本誌でお楽しみください。
彼の食材にかける思いは、食材ハンターと称されるほど。長崎県の五島列島に行く予定の時は、朝3時からでもいいというほどです。
食材からインスピレーションを得て料理を作る。
情報が溢れている現代だからこそ、現地に行って生産者と話をして、見て触って味わって、インスピレーションを得るとのこと。何かと制約の多いホテルレストランのシェフをやりながらの食材ハンターはすごいことだと思います。食材にまつわるストーリーを聞きながら、眺めの良いレストランで、平木マジックに思い切り酔いしれてください。

丁寧な盛り付けも平木マジックの魅力の一つ。食材の色のバランスが美しい。
丁寧な盛り付けも平木マジックの魅力の一つ。食材の色のバランスが美しい。
伊勢まぐろ中とろのクルード カポナータ。美しい一皿は複雑な料理工程を経て完成したもの。ぜひ本誌で確認してください!
伊勢まぐろ中とろのクルード カポナータ。美しい一皿は複雑な料理工程を経て完成したもの。ぜひ本誌で確認してください!
編集スタッフの笹木さんは、アルヴァを撮影したこの日が誕生日。平木シェフがお祝いしてくれました。
編集スタッフの笹木さんは、アルヴァを撮影したこの日が誕生日。平木シェフがお祝いしてくれました。

text・photo:野々山豊純

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