フランス料理の500年 ~基礎編~ 23年4月号


フランス革命後の19世紀初頭、新しい支配階級となった〝勝ち誇るブルジョワ〞の熱烈な支持を得て、フランス料理は、「ブルジョワ風グランド・キュイジーヌ」を頂点に、「パリ風料理」、「地方料理」が隆盛を誇っていた。

貴族社会の「高級料理(オート・キュイジーヌ)」を模範とする古典の誕生だ。それから200年以上。世界が認める無形文化遺産、フランス料理の歩みを紐解くと、「味覚という美の一部をなす不可思議なもの」への飽くなき探求の軌跡が見えてくる。

味覚とは何なのだろうか。
美の一部をなす この不可思議なものはーー
19世紀フランスの文豪 ヴィクトル・ユゴー


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※2013年4月号をもとに再構成しました。


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