東京で世界のスパイス&ハーブを堪能できるお店6選


【吉祥寺】カフェロシア
ハルチョー

ハーブとスパイスたっぷり決め手はコリアンダー

 ジョージアの料理にはハーブ類やスパイスがふんだんに使われているが、中でも欠かせないのがコリアンダー。アジア料理のイメージが強いが、前菜からメインディッシュに至るまで、すべてのジョージア料理に入っているといっても過言ではないほど。ジョージアを代表する料理のひとつ「ハルチョー」もコリアンダーやスパイスをたっぷり使ったメニューだ。ハルチョーは牛バラ肉やタマネギ、米などが入った具だくさんのスープ。長時間かけて牛バラ肉を煮出して取ったスープのこってりとした旨味を、スパイスの香りや青トウガラシの辛さが引き締める。ぜひ、現地に倣ってチーズ入りのパン「ハチャプリ」とともに味わってみてほしい。また、ジョージアはワイン発祥の地といわれているだけあって、ワインとの相性も抜群だ。

使用スパイス&ハーブ
コリアンダー、バジル、ディルシード、フェネグリーク、マジョラム

コリアンダー、バジル、ディルシード、フェネグリーク、マジョラムのミックススパイス。内容は家庭や店によって違う。マリーゴールドの花の粉末が加われば、さらに本格派。
フレッシュのコリアンダーとセロリの葉もたっぷりと。
牛バラ肉を長時間火にかけてスープを取り、ヒマワリ油で炒めたタマネギ、トマトペーストとともにミックススパイスや青トウガラシ、ニンニク、米を加えて煮込む。コリアンダーとセロリは最後に加えて香りを生かす。

ジョージア
黒海とカスピ海に囲まれたジョージア(旧グルジア)は、シルクロードの交易の要所として多様な文化が流れ込んだ。食文化にも中東やヨーロッパ、西アジアなどさまざまな国の影響が見られる。スパイスやハーブ類も古くから使われており、よく食べられているものの中には、インドや中国に似た料理も。市場にはその場でスパイスをブレンドしてくれる専門店が多くあり、家庭ごとにオリジナル配合のスパイスミックスを常備しているという。

カフェロシア
Cafe RUSSIA
東京都武蔵野市吉祥寺本町1-4-10 ナインビル B1F
0422-23-3200
● 11:30~22:00LO(ランチは~17:00)
● 無休
● 24席


河西みのり=取材、文 林 輝彦=撮影


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