テロワールを感じさせる、力強く華やかなコース【広島・フレンチ】RESTAURANT SHIMAMURA L’esprit de MIKUNI（レストラン シマムラ　レスプリ・ド・ミクニ）

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広島市の繁華街にほど近いマンションビルの12階に、まるで隠れ家のようなわずか6卓のフランス料理店がある。厨房で腕をふるうのは地元広島出身の島村光徳氏だ。関西のホテルや街場のレストラン、またフランスでもキャリアを積み凱旋した。長く離れていた地元で料理を始めて数年が経ったころ、広島市近郊には海も山もあり、食材が豊富であることに気が付いた。広島牛や、東広島市で自然農法で育てられた野菜、広島菜を練り込んだバケットまで自家製だ。広島といえば欠かせない食材の牡蠣も半年飼育で小ぶりながらも旨味の強い、ヴァージンオイスターという珍しいものを仕入れている。ほかにもワインや塩や酢、醤油などの調味料や、皿にソースを塗る筆までもが広島産。地元民も知らないような広島のめぐみを華やかなフランス料理のコースにふんだんに盛り込む。フランスのエスプリを大切にしながら、地物を生かす。この店ではここでしか味わえない食の楽しみが待っている。

オーナーシェフ 島村光徳さん
1972年、広島県生まれ。「レストラン シマムラ　レスプリ･ド･ミクニ」と系列の「グランカフェ」両店のオーナーシェフ。神戸ベイシェラトンホテル「ラ・コート・ドール」、大阪「カランドリエ」、神戸北野ホテルの「アッシュ」を経て、渡仏。リヨン・カンヌで修業して、帰広。現在の場所にあった「ミクニヒロシマ」にオープン時から携わる。三國清三シェフの精神を引き継ぎ、現店をオーナーシェフとしてリニューアルオープン。

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