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代替とは言わせない? 新たな食材の世界


3月8日から4日間、千葉・幕張メッセで開催されたアジア最大級の国際食品・飲料展「FOODEX」。料理王国編集部が展示会を取材して見つけた注目商品をご紹介します。

3月8日から11日にかけて、幕張メッセで開催されたアジア最大級の国際食品・飲料展「FOODEX」。コロナ禍のなかではありましたが、41の国と地域から多くの業者が参加し、盛況のうちに幕を閉じました。海外出店ゾーンのほか、食肉、加工食品、フードテックなどいくつものブースがあるなかで、特に注目を集めていたのが、近年利用が拡大している「代替食品・新食材」のブースです。
ベジタリアン・ヴィーガン向けの商材はもちろん、アレルギーフリーやグルテンフリー、SDGsに着目した商材などがずらり。高タンパクな植物減量を使用した食材が、いかに一般化してきているかがわかります。

そんななかで足を止めたのが「肉でも魚でもない新しい美味しさ」と銘打つ商材「Deats(ディーツ)」を紹介していた、ディーツフードプランニング株式会社(本社: 奈良県橿原市)のブース。展示スペースにはミートボールのような「ディーツボール」や「ディーツ唐揚げ」「ディーツフリッター」などが試食用に並んでいます。
実はこれ、豆腐を作る際の残滓であるおからを主原料としたプラントベースの食材。それに日本で馴染み深いこんにゃくを加えることで、大豆臭がせず、食感に優れた食材に進化させたものなのです。

ここ数年で市場に出回り始めた大豆ミート(脱脂大豆やエンドウ豆、高オレイン酸大豆由来のプラントベースミートで、国内市場の99%が脱脂大豆由来)は、すでにバーガーパテなどに利用されていますが、大豆由来の臭みを消すために生産コストが上がってしまう、繊細な味の再現が難しい、製造価格が高い、などの問題点もありました。

これを解決したのが、こんにゃく。同社ではおからとこんにゃくを併せて無臭化した原体を開発し、これをミートボールなどの形状に加工した商品を2021年9月から販売スタート。繊細な味付けが可能で、和洋中と多様な料理に展開できるそうです。

ミートボールを食べてみても、プラントベースミートと聞いていなければそれとは気付かない食感。低カロリー・低脂肪で食物繊維も豊富な新食材は、食料残滓を使用することで食品ロスやの削減にも資する商品。一度、試してみてはいかがでしょうか。

■問い合わせ
ディーツフードプランニング株式会社
奈良県橿原市内膳町1-1-3 5F
http://deats.co.jp

text:奥 紀栄 (料理王国編集部)

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