きらびやかな料理だけが、料理人の仕事ではない ガストロノミー“ジョエル・ロブション”関谷健一朗 23年4月号


フランス版人間国宝とも言われるM.O.F.(Meilleur Ouvrier de France/フランス国家最優秀職人章)。去年11月、料理部門で日本人初の受章者となったのがジョエル・ロブション・グループ総料理長 関谷健一朗さん。フランス料理界最高峰の栄冠に輝いた彼が今、目指すものとは。

関谷健一朗さんがM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)に挑戦しようと決めたのは、2018年、師であるジョエル・ロブションさんが亡くなった直後の〈ル・テタンジェ〉国際料理賞コンクールで世界一になったときだという。
ロブションさんも、テタンジェで優勝してからM.O.F.をとった。「師の足跡を追いたい、その一心でした」。


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text:Kyoko Nakayama, photo:Toichi Miura

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