今行きたいイタリアン「アルテレーゴ」


2019年にオープンすると同時に大きな話題を呼び、すぐさま人気店の仲間入りを果たした。イタリア・ミラノの有名店の分身ということもあるが、素材のよさとそれを活かす確かな技術があってこそ。コロナの影響でコース提供だけでなく、本店同様、新たな挑戦を始めた。より多くの人に、料理を通じてイタリアを感じて欲しいと意欲を燃やす。

ミラノ、徳吉洋二の分身のひと皿

「アルテレーゴ(AlterEgo)」とは分身という意味。そのままズバリ、イタリア・ミラノの一つ星レストラン「Ristorante TOKUYOSHI」の日本での場として、2年前にオープンした。神保町の靖国通りを少し入ったところにあり、杉玉がぶら下がる、一見イタリア料理店らしからぬ店構えは、それもそのはず、新感覚の和食店として世界的にも高評価を得ていた「傳」があった場所だ。壁の色の塗り替えなどはしたものの、和風の一軒家を生かした空間は、1階はカウンー、2階は個室となっている。
 

「アルテレーゴ」でシェフを務めるのは、「Ristorante TOKUYOSHI」でスーシェフを担っていた平山秀仁さん。徳吉洋二シェフの思いを汲みつつ、日本の食材をイタリア料理の技術で活かした料理を提供している。


 

ミラノと東京、それぞれの場に即した素材に合わせてメニューを作成するので、そのほとんどは異なるものの、両店ではコンセプトを統一。リストランテゆえ、コースでの料理提供だったが、コロナの影響で変わった。日本以上に大変な状況だったイタリアでは店が開けられず、持ち帰りも手がけるようになった。

鮪 生ハム
ガッローニ社の最高級生ハムのスライスの下にあるのは、づけだれでさっとくぐらせた中トロ。イタリアと日本が融合した一皿には、ケイパーと台湾コショウのスープも添えられ、口の中をさっぱりと爽やかにしてくれる。これを食べにやって来るリピーターも多い、「Alter Ego」の看板メニュー。

「アルテレーゴ」「Ristorante TOKUYOSHI」にとって、コロナは飲食店のあり方を大きく見直すきっかけになったのだ。「それまではコースで料理を提供していましたが、2〜3品だけでも、気軽に来てもらえるようにしました」と平山シェフ。料理も、馴染みのあるものや、素材を前面に出した分かりやすいメニュー名で案内する。


まだまだ思うように移動ができず、渡伊は厳しい状況が続いている。「料理だけでなく、イタリア気分も味わってもらえれば」と平山シェフは笑顔で語る。

ALTER EGO
東京都千代田区神田神保町2-2-32
TEL 03-6380-9390
17:00~24:00、
土日祝12:00~15:00、17:00~21:00
日休

本記事は雑誌料理王国317号(2021年8月号)の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は317号発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。掲載されている商品やサービスは現在は販売されていない、あるいは利用できないことがあります。あらかじめご了承ください。


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