今年もよろしくお願いします。2月号が発売されました!

編集長の野々山が、取材先で出会った様々なエピソードを綴る美味日記。2023年の最初は、2月号発売のお知らせ。今年もよろしくお願いします。

編集長の野々山が、取材先で出会った様々なエピソードを綴る美味日記。2023年の最初は、2月号発売のお知らせ。今年もよろしくお願いします。

料理王国2月号は、チャンネル登録10万人を超えた料理王国提供のYouTubeチャンネル「料理王国FOOVER japan」とのコラボ特集。巨匠の技と味を誌面とYouTubeの料理動画でお楽しみください。

新年、明けましておめでとうございます

2023年の三が日、東京は天候に恵まれ、穏やかな新年を迎えることができました。家の近所の神社には、混雑防止のため、正月3が日の初詣を分散して欲しいとの注意書きがありました。3が日でなくても、その年に初めてお参りすることを初詣というそうです。そう言われても、初詣は、やはり3が日は外せませんよね。僕はここ数年、神社でもお寺でも、空いているところを見つけて初詣するようにしています。神社でもお寺でも、大きくても小さくても。初詣は何ヶ所か回ります。たくさん回ればどこかできっとご利益があると思います。
昨年の後半は、12月号が発売されてから、臨時増刊の1月号を発売したので、今週の6日に発売される2月号まで、月刊誌ペースで編集をしました。忙しい中でもたくさんのシェフの方にお話が聞けて、大変勉強になりました。もちろん、試食は全て美味しかったです。最新号の2月号の表紙は、たいめいけんのタンポポオムライス。3代目の茂出木浩司シェフは「うちのような洋食屋が料理王国の取材を受けるなんて、光栄です」と謙遜されていました。即興で、仕上げに「料理王国」とケチャップで書いてくれたのですが、うまくいかず、二回も挑戦してくれました。結局、ケーキを作る時のような搾り器で書かないとうまくいかないことが判明。YouTubeの動画では、カットされているので、この写真で、奮闘の跡をご覧ください。

タンポポオムライスに、料理王国のケチャップ文字。「搾り器じゃないとうまくいかないね」と茂出木シェフ。二回も挑戦してくれました。
タンポポオムライスに、料理王国のケチャップ文字。「搾り器じゃないとうまくいかないね」と茂出木シェフ。二回も挑戦してくれました。

2020年10月、日本橋エリアの再開発のため、歴史ある4階建ての自社ビルは取り壊されて2021年4月に今の新店舗がオープン。僕が記憶していた20年ほど前にオムライスを食べに伺ったことがある日本橋高島屋の裏にあった洋食屋さんが移転していたこと、初めて知りました。店には至る所に茂出木シェフの顔写真入りのポスターが貼られています。食品メーカーとコラボした商品の数々は、みているだけでも面白い。1階は、カジュアルな洋食屋、2階はコース料理がメインの洋食レストラン。これは移転する前と同じ。価格帯も違うので、その日の気分でお出かけになってください。
オムライスの作り方は本誌でも紹介していますが、ぜひ、料理王国FOOVERjapanのYouTube動画もご覧ください。玉ねぎの切り方やオムライスの仕上げ方など、軽妙な語り口と鮮やかな手つきであっという間に出来上がるのがわかります。卵の鮮度にこだわっていて、店では、朝採れした卵しか使わないと教えてくれました。昔は鉄のフライパンだったので、白身はあまり切らずにと言われていたが、フッ素加工しているフライパンを使う今では、なめらかなオムライスにするために、よくかき混ぜた方がいい、とのこと。ザルで漉せば殻やカラザが取り除ける、創業当時から初代も2代目もデルモンテのケチャップを入れて作っている、ケチャップは炒めることで酸味が甘味に変わる、さらに、コシヒカリは炒めると粘りが出てしまうのでササニシキを使っている、などなど。手は動きつつ、口もしっかり動いていて飽きさせることはありません。このエンターテイメント性も美味しい料理を作る大切なエレメントなんだなぁと感心しながら楽しい取材ができました。

今年の料理王国は、このゲストを楽しませるエンターテイメント性を大切にしながら、料理人の皆様にとって大切な情報をお伝えしていきたいと思います。
料理王国の本誌、料理王国webマガジン、料理王国FOOVERjapanを、今年もよろしくお願いいたします。

店内には色々なところに茂出木シェフの顔写真入りポスターが。
店内には色々なところに茂出木シェフの顔写真入りポスターが。
黒い大きなスプーンにパスタが?? よくみたら時計でした。
黒い大きなスプーンにパスタが?? よくみたら時計でした。
動画と本誌の同時撮影風景。終始和やかな笑いに包まれていました。
動画と本誌の同時撮影風景。終始和やかな笑いに包まれていました。
ポートレート撮影も慣れた表情であっという間に終了。お疲れ様でした。
ポートレート撮影も慣れた表情であっという間に終了。お疲れ様でした。

text・photo:野々山豊純

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